トレーニング
サーファーズ・トレーニング
波への適応力をつけるために

応急処置イメージ写真 「サーフィンがうまくなりたい!」と願うのは、サーフィンを始めたばかりのビギナーのみならず、すでに何年もの経験を積むサーファーであっても同じである。ましてや、コンペティターとしてコンテストに参加し、優勝を狙うのであれば当然。あるいは週末の楽しみとしてサーフィンをする社会人サーファーにとっては、いつまでも滑らかな身体の動きと切れのいいライディングを続けたいという気持ちは強いはずである。
 そうしたサーファー誰しもの永遠のテーマであるサーフィンの上達。それを実現させる唯一の方法。それは、当たり前のことながら波に乗り続けること以外にはない。しかも、いい波に乗ることだ。もちろん、ビーチブレイクのジャンクウェイブに乗るというのも、トレーニングという意味においては重要であろうが、そればかりやっていたってライディングの上達への早道とはいえない。サーフィンというスポーツの特殊性は、何と言っても、波の変化に瞬間的に適応できる身体の反射能力を養うことにある。ひとつとして同じ状態のありえない波に対して常に適応できる能力は、いかに多種多様な波を多く経験することができるかで決ってくるのだ。
 しかし、そうした波への適応力を伸ばしていくことだけに注目したとき、そこには欠かすことのできないもうひとつの要素が問われてくる。それは身体そのものが発揮できる基礎的な運動能力、すなわち体力が備わっているかどうかである。すべての技術を支えている基礎体力。それは筋力、心肺持久力、柔軟性、瞬発力、敏捷性といったさまざまな要素が複合的にかかわってくる。

フィジカル能力

 鍛えるべき基礎体力にも、爆発的な筋力の発揮からスピードに耐えることのできる筋力までさまざまなものがある。また、筋力のみならず波の状況やボードコントロールによる重心バランスの変化に反応する速やかなリカバリー能力もサーフィンには不可欠な要素だ。