いくらサーフィンの上達を思う気持ちが強かろうが、トレーニングを日常的にガンガンできるかどうかは別な話である。トレーニングを始めた最初の頃は、やはり何の変化が起きるわけでもなく、面白くもない種目をただひたすら繰り返すことになる。よほど物好きか、誰か後ろから棒で叩いてくれるような人でもいない限り、なかなか習慣とするのは大変である。しかし、その大変さを乗り越え、トレーニングの効果が目に見えて現れてくると楽しくなるのも事実。そうなるまではなんとしても頑張りたい。
でも、すべてのトレーニングが面白くないと構えて行うものかといえば、そうでもない。自宅でテレビを見ながらでもちょっとした補強トレーニングをすることはできる。遊び感覚で楽しみながらサーフィンに必要な感覚能力を身につけてみよう。
床に寝そべり持ち上げた両足で数字を空中にかいて腹筋強化。両足を揃えた状態で、腹筋に意識を向けながら脚を動かしてみよう。数字の1からはじめて、いくつまで描くことが出来るだろう。その数を越えることを目標に何度も挑戦するといい。足を上げる高さを変えることで強度が変化する。
床に雑誌など目印となる物を50~100cm程度の等間隔で円形に置き、その間に片足を着地させるようにしながら脚力強化。一回の踏みきりのたびに軸脚へ体重を乗せるようにし、その反動でリズミカルに回転する。下半身の重心安定性を高めるトレーニングとしても有効だ。
床に散らしたマッチ棒を、片足立ちの状態で拾い上げて脚力強化。マッチ棒は一本ずつ拾うようにし、拾ったたびに脚を伸ばしてまっすぐに立ち上がるようにする。上げてある方の脚は最初から最後まで床につけることなく、何本拾えることができるだろう。
身体の脇に置いた雑誌をまわしながら肩のインナーマッスル強化。床に置いた雑誌を押しつけるようにして最初は小さくはじめ徐々に描く円を大きくしていく。また、外側まわし、内側まわしとまわす方向も変えて行おう。
お風呂の水をかきながら肩のインナーマッスル強化。出来れば、腕全体を水に沈めて行いたい。比較的楽な負荷での運動だが、なるべく速い動きで大きな円を描くようにする。
うつ伏せになり床に置いた雑誌を前後に動かして肩のインナーマッスル強化。パドリングで水をかいているイメージを描きながら、雑誌を床に押し付けるようにして滑らす。その際の上体を反らした姿勢を維持することで脊柱起立筋も鍛えることが出来る。
バランスボードにのってバランス力の強化。最初はボードをまっすぐにさせる練習を行ない、慣れてきたらボードの上に片足ずつジャンプしてみよう。最初は脚をついた側に身体が崩れるがそれを素早くリカバリーすることが目的。ボードの中央をくりぬき、テニスボールなどをはめ込んだものでも代用できる。
6方向への両足ジャンプで下半身の瞬発力強化。床に六角形を描き、その中央と外側を交互に、位置を変えながら連続ジャンプを繰り返す。動きになれてきたらできるだけ速い速度で移動を繰り返すようにする。