SMAコラム
波に巻かれたときの回避法をシミュレーションしておく
1)両腕で頭と顔を覆い、体を丸める

 ワイプアウトしたら、とにかく頭と顔を両腕で覆うようしてカバーし、体を丸めることだ。ボードが跳ね返ってきたり、巻かれてリーフや岩に体をぶつけないようにこの姿勢が自然にとれるように意識しておきたい。また、海水を飲み込みたくないために、ワイプアウト寸前に息を吐きだす反応をしてしまうことが多い。体内に空気を残せるように、潜る瞬間に息を吸う習慣を日頃から練習しておくにするといいだろう。

2)焦らずに海面の方向を確認する

 上下がひっくり返った状況で海面がどっちだか判断できなくなることがある。そういう場合は、慌てないで、そのまま身を任すのが一番。1?2分は呼吸しなくても平気だということを思いだし、冷静に行動をとることが大切。じっとしていればやがて、体は浮き出す。浮き出した方が海面だ。また、リーシュでつながれたボードはリーフや岩に引っ掛かっていていない限り海面で漂っているはず。リーシュをたどっても判断できる。ただし、リーシュを引っぱったときの感じがボードのものとは違うようであれば、素早くリーシュを外すということを、意識しておきたい。リーシュがリーフなどに引っ掛かるというアクシデントもある。

3)海面に出たら、まずは最後の息を吐く

 水面に顔を出す場合は、運悪く次のセットと重なることもある。息を吸い込んだ途端、海水を多量に飲んでしまってはたまらない。息を吐いてから、素早く息を吸い込むコツを覚えておきたい。また、海面に顔を出す場合は、両腕で頭と顔を覆う。空中に舞ったボードが自分めがけて飛んでくることがある。

(サーフトリップジャーナル2006年6月号 vol.43掲載)